痴漢 想定の遊び 自己解決

満員電車、女性がスーツの男性に腰の辺りを触られています。
一見して、すぐにはわかりにくいですが、痴漢です。
その事実を知った『あなた』はどうしますか?

ただし、『あなた』の設定は自由です


ニュースでそのことを知った男の『あなた』
嘲笑を漏らすでしょう。
「またか」や、「何でやるんだろ」等と口にして、記憶には長くとどまらないでしょう。

ニュースでそのことを知った女の『あなた』
「気持ち悪い」と言って、明日の朝はいつもより早い電車に乗ろうか、と考えるかもしれません。
そして、翌日に人と話している時に話題にあげるでしょう。

痴漢の『あなた』
相手が声を出さない比較的大人しい女性であるとわかり、このまま次の駅まで楽しもうとするでしょう。
周りを見て、誰とも目が合わないことにすっかり安心しています。
女性にも振り返られずに、しめしめと思っています。

被害者の女性である『あなた』
腰くらいならいいかなと思っていたが、あまりに堂々とした痴漢に次第に怒りが募る。
窓ガラスに反射した相手の顔を確認すると、次の駅で突き出してやると決めます。
それまでは大人しく触られていることに決めます。

駅員の『あなた』
面倒臭い。
冤罪でも何でもいいから、早いところ通常の業務に戻りたい。
駅員室にきた二人の男女の言い分を話半分に聞くでしょう。

傍で見ていた『あなた』
カーブの際、よろめいた振りをして痴漢に体当たりをします。
そして女性と痴漢との距離を広げてやろうとします。

冤罪で女性に連れられた男の『あなた』
ひたすらやっていないことを言っていれば、いつか助かるだろうとたかをくくるでしょう。
そして、一方的に「やっただろ」と諦め顔で言う駅員と警察に激しく怒るでしょう。

冤罪の男の妻である『あなた』
口では信じていると言うけど、どこかで疑っている自分に気付くでしょう。
やったと正直に言ってくれれば、許してあげようと思うでしょう。
そして、軽蔑の念が夫に伝わらないように、演技で隠すでしょう。

痴漢の同僚である『あなた』
スーツの男から、笑いながら打ち明けられたその話にいい気分がしないでしょう。
だけど満員電車で美人の近くに居たいなと思ってしまうからあまり人のことを言えないと思ってしまうでしょう。
理性でそう思いながらも、本心ではバレなきゃやりたいなと思うでしょう。


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人の気持ちを考える練習にもなる遊びです。