ロック座の怪人

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(写真は僕たちのバンドではありません)

先日、大学のサークルのライブがありました。
大塚の小さな小さなライブスタジオでお客も一桁台の中での演奏でした。

僕は友達と先輩とでスリーピースバンドを組みボーカル、ベース、トロンボーンを務めた他、先輩たちのバンドにトロンボーンでゲスト出演して、合計で十曲ほど演奏しました。
一番最初に出演し、一曲目にいきなりセックスピストルズの「Bodies」でベースを弾きながら叫び、ハイテンションに自己紹介がてらパンク。
二曲目はギターの友達が作詞作曲した「淡い雪」というさわやかな曲でひたすら脇役に徹する。 でもこれがけっこう楽しかったです。
三曲目は僕の作詞作曲した「町へ出よう」で、フォークソングっぽい感じでごりごり歌いました。
四曲目は井上陽水「東へ西へ」を歌いました。 アコースティックギターを友達が弾き、僕が歌って感想でトロンボーンを吹くというおしゃれな感じ、を目指していたけど、結局、町蔵のような感じで目をひん剥きながら絶叫して立ってました。 でもそのライブ後にパンクが好きな先輩に「町蔵っぽかったよー」と言われためちゃくちゃにうれしかったです。 ちなみにドラムの先輩はステージを降りてビールを飲んでました。
五曲目では僕もステージを降り、ギター弾き語りを聞きながらトロンボーンを仕舞ってました。サンボマスターの曲でした。

ほとんど統一感のない演奏でしたが、ロックンロールな感じがする曲をまったくやらなかったというのは通していた気がします。 ロック研究会というサークル名なのに、それでいいのか!?


次にステージに上ったバンドがブラックサバスの「パラノイド」をやってて、とても上手でした。
でも疲れていた僕はコーラを飲みながら箱の外で休んでいました。 もったいない。

八時くらいに先輩のバンドに参加してステージに立ったのですが、これがすごい人気のあるバンドで、客に圧倒されながらトロンボーンでパフォーマンスしました。
みなさん技巧的にとても優れたことを平気のへいさってな顔でやるので、その中でやらせてもらって本当にありがたい経験でした。


明日も明後日も用事があるからなぁ、っと僕は少し控え目にノっていたのですが、最後のパンクバンドではさすがに最前列で他の客とクンズホグレツ絡まりながら暴れました。 パラノイドのギタリストを持ち上げて投げたら、そのあとやり返されました。でも
バランスが取れなくて二人とも無様に床に転がってしまいました。 ステージの上から知らない男の人に飛びつくようにダイブしたら、受け止めてくれたあとに明後日の方向へ投げられました。 ぎゃふん(打撲)。

いいバイブレーションのままライブを終え、その後は薄暗い箱の中で白黒映画を見ながら打ち上げ。 僕はお酒抜きでジュースを飲みながら、メンバーと互いの健闘をたたえながら今後どんなことをするかとかを話していました。


終電がなくなってしまい、居酒屋で朝まで喋ったり仮眠を取ったりしました。 ここでも僕は一滴もお酒を飲まず、玄米緑茶を飲んでいました。 
ご飯とお味噌汁を頼んだら、激マズでびっくりしたことと、隣の席のOL(?)がB型のオトコって駄目よネーと頭の悪い会話をしていたことが印象的でした。


松屋で朝ごはんを食べたあと、友達の家にお世話になり、シャワーを浴びたり仮眠を取ったりしました。
目が覚めたら午後五時前で、授業はもちろんサボりになり、しかもこの後映画に行く予定があるからってことで、ベースとトロンボーンを担いで急いで帰宅しました。







少し休憩してからすぐに出発し、渋谷の小さな映画館へ。
ブルーフィルムという、ショートフィルムをいくつか詰め込んだ作品で、その中に大槻ケンヂの詩「なつみさん」を映像化したものがあったので、それ目当てに行きました。
全編にわたり女性の裸が出てきて、最初こそ喜んでいましたが、最後らへんではお腹いっぱいになっていました。
それでも、女性の体を綺麗に表現したり性を象徴的に表現したり、若いクリエーターの才ある息吹のおかげで映像はちっとも下品にならず、時に目を奪われ、時に笑い、時にドキっとしながら最後まで飽きずに見ることができました。

レイトショー上映を見終わり、雨にけぶる映画館を後にして、コートの襟を立ててタバコを吸いながらトム・ウェイツばりのガラガラ声でポツリと「クレイジーな映画だったぜ……」と呟き、闇に溶けました。
行方不明のアウトローみどりまどの代筆を務めさせていただくのは腰痛に悩む耄碌みどりまどでござ候。










昨日は授業が終わってからまたもや渋谷へ。
後輩と待ち合わせをし、それからライブでのMCの打ち合わせをする。
学校の有志でライブハウスを貸し切ってライブをやるそうで、その司会をやってくれとの依頼があったのです。
ガストでジュースを飲みながらけっこう好き勝手にやっていいと言われて得々とした顔で承諾。
その後、ディスクユニオンに行って、町田康の自主製作ライブCD(四千円なり)とマジカルパワー・マコの1stアルバムを購入。 
なんて実りある日だったんだ! 大収穫!
バイト先で自慢。 誰も知らない。 あれー。


って感じで充実した三日間でした。 長くなってすいませんでした。 意識混濁。