キックとベースの奇妙なアレやコレ
曲を作ってて、リズムとベースを最初に録音することが多いので、あとにどんどん足して乗っけて……ってやっていくと、その二つは埋もれがちです。
たいていは完成したオケにキックとベースをもう一回高域を目立つようイコライジングしたものをかぶせてます。
『デスティネイション(Hard mode)』
先日完成した曲に、極端にキックを目立つように(浮くぐらい)して、しかもちょっと左右に振ったのをかぶせてみました。
最初はノレるのですが、だんだんとキックの低域よりも高域が耳に刺さるようになり、痛くなってくるのです。
気持ちのよいキックとベースが鳴ってれば、それだけで踊れるし心地よい音楽になると思うのですが、どうにも難しいです。
前に作ったアルバムは、コード進行や歌詞にこだわってて、聴きなおしてみるとどの曲もキックがすごく弱かったのに気づきました。
「新しいアルバムではキックを強くしよう!」と思ってがんばったのですが、どうやらキックだけ強くてもベースと分離しているとどっちかが浮いて聞こえてしまうことが判明。
P-MODELの曲のカバーです。
スタジオでドラムのキックを録音し、それを左に振って、中央にシンセのハウス系のキックをかぶせました。
そこに芯があるシンセのキックをかぶせることによって、キック感はわりと理想の音になりました。
でも、ベースが高域にステータスを全振りしたパキパキした音なので、二つが混ざらずに分離して聞こえます。
ん~、難しいけど楽しい。
失敗してても、その音のほうが好きだったりするときもあるのでまたよくわからなくなります。
こういうことばかり考えてても、話すことがないので、考えはいつもまとまりません。