映画『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』

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ドキュメンタリー映画なので、ネタバレとか気にしないで書きます。



友達に誘われて、一緒に見に行きました。
渋谷の小さな映画館で上映されていて、料金は1000円。
上映時間は90分くらいだったかな?

内容は、アメリカ シカゴのヘンリー・ダーガーという一人の画家の生涯をドキュメンタリー風に撮ったもの。
妄想の中の無垢な少女たちの闘いを、誰に見せるでもなく部屋に籠もって半世紀描き続けた男。
誰にも教わらずに培った画法はかなり独特で、毒々しいほど鮮やかな色彩感覚は天性のもの。
しかし、その絵は、彼が生涯をかけて描いた一つの物語の挿絵でもある。
その物語のタイトルが『非現実の王国で』。
1万4千枚の大長編。
その内容には作中で詳しく触れていなかったので割愛。

彼自身の宗教観などにけっこう驚かされたりしました。

彼の下宿?の大家さんなどのインタビューがところどころに挿入されていて、人から見た彼の姿などが知れて面白かったです。
他は、彼の日記からの文章を、彼の作品をアニメーションで動かしながら読み上げるというようなもので、幼少期から晩年までの彼の日常を大まかに伝えていました。

あらかじめ彼のことを知っていた友達に連れられて見た映画ですが、一人の画家の一生を90分ほどで解説してもらい、俄然興味がわきました。
僕もヘンリー・ダーガーさんの画集とか見てみたいと思いました。