ナゴムコレクション たま

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1. 夜のどん帳
2. おるがん
3. カニバル
4. 満月ブギ
5. オゾンのダンス
6. ロシヤのパン
7. 学校にまにあわない
8. 方向音痴
9. 満月小唄
10. 待ち合わせ
11. 夏の前日
12. 東京パピー
13. らんらう
14. ジャバラの夜
15. かなしいずぼん
16. さよなら人類


ナゴムコレクション!
ケラさん(ケラリーノ・サンドロビッチ)ありがとう!!

その昔、平成名物番組、イカ天イカすバンド天国)にてチャンピオンに君臨していたバンド、たま。
さよなら人類が大ヒットした。
でも、そのインディーズ時代の作風は………けっこう恐いですよぉ――……w

ギター・アコーディオン・キーボードなどを担当している柳原さんの作詞作曲した曲はやっぱり安定していていい曲ばかりなんですが(4. 9. 16.など)パーカッション担当の石川さんの作った曲、そしてその演奏がメジャーとは狂気具合が段違いです!
たまの恐い部分、狂気や気味悪さはマンドリン・ギター・ハーモニカの知久さんの本領だと思ってましたが、石川さんの曲(3. 7.など)は本当に恐いです!
カニバルは、出来損ないの生き物の住む森という感じの詞で、曲は早口で歌うメロディーとゆったり奇妙に歌うサビで構成されています。
あと知久さんの声が可愛い!w
「さんだる」の『らんちう』や「きゃべつ」の『きみしかいない』ではかなり恐怖を感じたのにw

収録されている曲はほとんどメジャーのいろいろなアルバム(「さんだる」に多い)に入っているのですが、このアルバムに入っているテイクは全て昔に録音されたものなので、ほとんどの曲を聞いていても、このアルバムを聞く価値は十分にあります。
イカ天マルコシアスバンプ(名前間違ってたらすいません)を打ち負かした10.待ち合わせ はすごく生々しい音を聞かせてくれます。
録音機材がしょぼかったり音源が古かったりするのが妙に味を出しています(全体を通して、曲の始まりと終りになにやらブツブツというカセットテープのようなノイズが入っていることがある)。

これを聞いてファンになるという人は少ないでしょうが、すでにファンの人にとっては「たま」の奔放な音楽の過去に触れてみるのに絶好のCDだと思います。