廃墟遊戯 小林伸一郎

良い本を見つけちゃいました。
その名も、「DEATHTOPIA 廃墟遊戯」小林伸一郎
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廃墟の写真集で、この手のものが好きな人にとってはまさに垂涎物なのである。
死んだ機械という表現がばっちりとはまる数々の工業施設の廃墟たち。
そしてたまに遊園地やホテルなどの廃墟。
かつての栄光の見る影もなく、落ちぶれてしまった人工物たちの物悲しい末路。
そして、そのものたちの足元に繁殖するさまざまな植物。
ひとつの画面の中に、陰影のコントラストと構図の妙、そして『生と死』『静と動』の両者が矛盾ギリギリのバランスで共存しているという、かなり巧妙な芸術が繰り広げられているのです。
でも、興味ない人にはやはり興味のないものなのかもしれない。
僕のクラスメイトも、この写真集に興奮する僕がわからないと言って、「じゃあ何の写真集なら興奮するんだ!」と言えば、口をぱかっと開けて「裸」と言ったように、ちょっとわかりにくい芸術かもしれない。
作る芸術よりも、壊れていくものの方が美しいと感じるもの、皮肉な感じがして好き。
下に、ネットで見つけた、良い廃墟写真を貼っておきます。

















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