遊びたいアピール

僕が先生と呼んで敬愛する太宰治先生の言葉にこんなものがあったと思います。
「辛い時は明るい詩を書き 楽しい時は暗い詩を書く」
うろ覚えですが、こんなことを書いてました。

今の僕の状態がかなりこの言葉に忠実で驚きです。
こんなに幸せで楽しいのに暗いというか絶望的というかおどろおどろしい言葉たちがどんどん沸いてきます。
人を不快にするのみならず、後で自分も嫌な気分になりそうな暴力的な言葉の数々。


というわけで、今回は話題を僕の心からずらして、遊びたいアピールをします。
これで今の幸せ状態に少し不幸分をプラスして、明るい言葉たちを呼び寄せようという試み。


今日から夏コミです。
なじみの無い人向けに言うと、東京ビッグサイトで行われる「コミックマーケット」というイベントです。
同人誌(意味は説明できない)や自作CD、はたまたフィギュア用のお洋服とかパーツ、その他色々なグッズをフェイス・トゥ・フェイスで売ったりするイベントです。
僕は中学の時に夏と冬を二回行き、高校に入ってからもちょくちょく行ってました。
今年の春にも実は行ってきました。

でも今回はちょっと無理です。
受験生という建前と、ちょいとした野暮用で今現在お財布に千円ちょっとしか無いのが主な理由です。
行きたいなぁ、夏コミ。
僕は主にオリジナル創作の漫画やCDを買ったりします。
そこでしか活動してないような漫画家の何人かのファンです。
だから友達にお遣いを頼んで買ってきてもらいたいし、あわよくば通販で取り寄せて、なども方法としてはあります。
でも、やはりあの場所で苦労して買ったからこそ価値があったりします。
これはかなり大事なポイントです。
企業ブース(コミケには企業、いわばプロも参加する)が目的の友達と始発電車に乗って有明海を横目に五時間外で開場を待ち、お金を手渡しして「前回の面白かったです」「ありがとうございます」のやり取りをして、ふらふらになりながら家に帰って今すぐ眠りたいのを堪えてぎらぎらと読む。
これが楽しいのです。
単純な作品たちへの出費に加え、電車賃と食料、その他雑多なものにかかる費用は、僕の場合は七千から一万くらいです。
でも人によっては十万くらい使ったりするようですね。
社会人は恐ろしいです。

その楽しみが今年は(たぶん冬も)味わえないとなると、ちょっと心が荒みますね。
あの達成感や一体感を一回味わってしまうと……。

夏コミや
ああ夏コミや
夏コミや

芭蕉にとっての松島みたいなものです。

ここまで書くと、少し明るい言葉を書けるような気になってきました。











可哀想アピールはもう終わったか!?
同情されて優しくされて「ありがとう」って泣きながら言ってる自分に酔いたい年頃はもう終わったか!?
他人を不快にさせる悩みん坊は文章をさらすんじゃない!
あと語彙が少ない脳足りんのガキは陰口を叩くんじゃない!
そして恋バナとかいう汚らわしい戦争みたいなやり取りを語るのも止めろ!
蛆が喉を這いまわってる気分がするぜ!
表現の自由なんて嘘なんだよ!
感情だけ撒き散らした文は必要ないし身内ネタで笑ってる奴はノートに書いてろ!

うぉぉぉおおーー!!
オリンピックばっかり報道してんじゃねーーー!!!




げほげほ!
どうも僕は幸せすぎるようですw
思ってもないような罵詈雑言が何故かすらすらと書けます。
きっとコミケの過去の記憶がよみがえり、「遊びたい!」よりも「楽しかったな♪」が優先されてるんだと思います。
なんとも平和な脳みそだなぁと思います。