授業中に書いた詩

横書きで語る『象徴』

日本のSYMBOLについて
横書きで書くのは不自然だ(左から書き始めるからか?)
            (系譜が縦で書かれるからか?)
            (読む時に首が横に振られるからか?)

LとRのスピーカーからNOISEばかり漏れている
さうざうしいね(強烈な違和感)

嗚呼、此処は何処だろうか








詩のテクニックなんかはよくわからないけど
抽象的な精神論の詩の中に固有名詞や
日常品の名前を入れると
便所の落書きみたいな人間味が加味されてわかりやすくなると思う


今、“便所の落書き”という言葉を比喩に使った 詩の印象が汚れた
詩が潔癖であるのは好かないが
不必要に下品なのもどうかな

もっと良い言葉がある気がする


“下町の八百屋” “車内アナウンスを噛んでしまう車掌”
“飼い主のため息さえ真似するオウム”

どれも件のものと同じくらい詩的ではないな


詩を書こうと思って授業中に
メモ帳を開いたのだけれど
これは詩なのか?

悩むくらいなら自称しよう
これは詩だ
言葉をもてあそぶだけで何の意味も無い
くだらない一つの詩だ


詩なんかはよくわからないけど










※横書きで語る『象徴』の中のSYMBOLという言葉は谷川俊太郎の詩『にっぽんや』での言葉を引用しました。