テレビ・トーク

去年か一昨年のお正月は、祖母の家で過ごしました。
カウントダウンが終わり、あてがわれた小さな部屋で大きなテレビを一人で見ていたら、ガキの使いやらお笑いやらの番組がどんどんとやっている中、どっかの曲が往年のロックバンドの曲を100からカウントダウンするという番組がありました。

ゆったりと見ながら、ジミー・ヘンドリックスやローリング・ストーンズの栄光の姿に中(あ)てられ、「ロックン……ロール…zzz」となっている時にザッピングをしてみると、興味深い映画がやっていました。
フォレストガンプ 一期一会』です。
知能指数に限界のある主人公が、さまざまな出会いを通じて「チョコレートの箱のような」人生を味わうという割合ハートフルな映画でした。
映画の中で使われていた音楽は、エルビスからベトナム戦争前後のヒッピーたちのフォークソングまで、アメリカという曲の時代を切り取った音楽ばかりで、ロックカウントダウンと平行して見ると、まるで電波を受信したようになってしまい、眠いのを我慢して音を聞いて映像に夢中になりました。

ロックカウントダウンの一位はボブディランの『ライク・ア・ローリングストーン』でした。
それから映画の方も最後まで見て、充実した精神のまま眠りました。



そして今年もロックなお年玉がBSテレビから!
「みんなロックで大人になった」と題した7夜連続放送の、ロックの歴史とでもいうようなものをまとめた番組です。
昨夜から始まりました。
初回はロックの誕生、今夜はアート・ロックを特集してくれてました。

ベルベット・アンダーグラウンドピンクフロイドデビッド・ボウイジェネシスといった面々の貴重なライブ映像を織り込んで曲やそのバンドの背景などを説明してくれるので、とても音楽に入り込みやすかったです。
明日はパンク・ロックの特集です。
21:10から五十分の放送です。

ああ、キングクリムゾンは7日の内どこで登場するのかな?
出なかったら寂しいです。



お正月の前後のテレビというのは、紅白やお笑いももちろん華やかにやってはいるのですが、やはり深夜とかにわが道を行く番組を放送してくれる局のものが面白いです。
普段なら見逃すようなものが見られますし、ちょっと気合入れて作ってあるかた面白いですし。
お正月ってのはテレビで毎年ロックの歴史を振り返る時期みたいに僕の中でなりつつありますw
来年も是非何かロックンロールの特集をくんでほしいです(漠然)




あ、テレビの話題で思い出したのですが、ダイハツの「カクカクシカジカ、四角いムーブ」っていう車のCM可愛くないですか?
アニメのインテリな鹿が宣伝してるやつです。
あれの新バージョンが出るたびに家族には悟られないよう密かにワクワクしてるんですw
丑年にちなんで牛の着ぐるみを着せられて踊る新CMは、何度見ても笑ってしまいます。 楽しそうに踊って、最後に不満そうな表情なのがw



話をロックに戻しまして――。
一昨年、たしか当ブログにて「来年は外国の古いロックを聞く」とか言いながら、結局ビートルズストーンズも聴かず、ピストルズをちょこっと聞いたぐらいでした。
気づいてたら余計に日本のアングラが好きになってたりw
こう、ハッピーな攻撃力に溢れた無邪気と狂気のはざまでゆれる昔のロックが好きなので、もっと耳を広くしていきたいです。

そうですね、今年は『フランク・ザッパ』『EL&P』『イエス』『ピンクフロイド』と、技巧的なバンドを聞く予定を立てています。
同時にビートルズやローリング・ストーンなど、今度こそチャレンジしたいと思います。
二つとも歌える曲はあれども、マイナーな曲は全然知らないので、それではもったいないですから。




ああ、でも筋肉少女帯が新譜出さないかなとか、人間椅子をもうちょい聞きたいなとか、中学生棺桶コンプリートするぞとか、戸川純の関連もっと手出したいとか、ハルメンズってどうなの? とか、アーバンギャルドのライブに行きたいとか魔ゼルな規犬さんと電話したいとか、色々な考えが……。
あんまり考えずに、手に入りそうな音源からどんどん手元に置いて聞きまくっていきたいと思ってます。