河原からインドへ飛ぶ

日曜日、けっこうぐだぐだしてしまって実りがなかったのを反省し、ちゃんと学校に行こうとするも、寝坊してしまい一時限目を遅刻。
後半は授業と関係のないビデオを見た。
歌がうまい男性の起こした奇跡、みたいな。

二時限目は体育。バトミントンは好きなので頑張りました。

お昼休みは河原でお弁当を食べました。
石段の上段にいつも座っている女の子に今日は声をかけてみました。
「インドに行きたい」と言う彼女は、どこかほわほわしていて危なっかしい感じがしました。

三時限目はサボり、ベンチで友達とバンドの打ち合わせ。
チャラい奴らが友達に話しかけ(学科の知り合いらしい)「ギター弾いてんの? なんかメジャーで、俺らが知ってるような曲弾いてよ、弾き語りできるのなんかないの?」と鬱陶しく、僕はiPodで最大音量で中学生棺桶を聞きながら少し離れたベンチに避難してベースの練習を続けました。ごめんね。だってみんなアホ面で怖かったんだもん。
彼らがぞろぞろと引き上げたのを見て、入れ替わりになるように元の位置に戻る僕。暗いにもほどがある。
でも、普通に生きててどうしてああいう風になる人間と僕みたいになる人間が出来上がるのか、とても不思議だなぁと思いました。僕の方が正統派だと今でも信じています。





スタジオが開くまで近所のファミレスでコーヒーを飲みながら待機。
蛭子能収さんの怖い話と、友達のバイト先がいろんな意味で怪しいという話をして盛り上がり、そろそろ行こうかしらん(のび太風)と腰を上げた時にメールで「サークル予定表にチェックが入ってなかったので、今日は他のバンドがスタジオ使うみたいなので、使えないと思います」ですって。はよ言えー。
結局、スタジオ内で「ドロヘドロ」を読みながら先輩たちの切れのあるパンク・ロックの演奏を見学してから帰りました。
僕らのバンド、特に僕にはテクニックがないので、彼らのような音楽はできませんが、僕らにしかできない音楽がある、というのが今回の見学でわかったので、自信喪失にはならなくてよかったです。
演劇的要素を組み入れて、ステージ上で「歌う」のではなく、歌詞の登場人物を「演じる」という形で音楽をやっていきたいです。そこには「みどりまどエキス」をぽたりと垂らしてやります。