見上げて振って -僕の首の受難-

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月曜日、学校に行く途中、建設中の建物の材を上げ下げするクレーンが素敵だったのでパチリ。
寝起きの首にダメージ。

無機質な機械が灰色の空とマッチして、朝からプチ感動しました。
下から見上げるというのもまたいい塩梅。







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もう欠席しても単位の心配がない、ということで前期最後の体育の授業をサボって校内のひまわりの撮影をしました。 
ひまわりの背ぃの高さが強調されるように、地面に座り込むような体勢で下からのアングルでパチリ。
一日の、それも短いスパンで同じようなアングルで写真を撮ってしまった……。
というのも、自習室に置いてあった「芸術手帖」という雑誌に、写真家の篠山紀信の特集が組んであって(会田誠と対談してた)、それを読んだあとだったから、なんでもいいから写真が撮りたかったのです。
でも携帯電話のカメラ機能じゃあ、プロに感銘を受けた人の行動とは言えないような気もします。
デジカメを持っているので、今度はせめてそっちで撮影したいです。


授業がすべて終わった後は、友達と二人でスタジオに入って新しく曲を作ろうと四苦八苦。
ベースラインと歌詞があるので、まずは一人でがむしゃらに演奏して(怪演)曲の雰囲気を感じ取ってもらい、ベースと歌とドラムだけのこじんまりしたセッションを繰り返しました。
なんとなく形が見えたところで、明日(=今日)のテストのことを考えてスタジオを後にしました。









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話が前後してしまいますが、日曜日に後輩たちの企画したライブに行ってきました。
小さくて窮屈な楽屋には8バンド分の楽器やら荷物やら衣装やらが詰め込まれ、そこで待機する司会の僕はとても居心地が悪かったです。
座れば脚が邪魔になり、立てばその脚が疲れ、とかくこの世は生きづらい。 名文をいたずらに汚す。

リハーサルを終え、昼食をとり、やることがなくてとりあえず声出しをしたり踊ったりして、各々テンションを上げていたのですが、本番三十分前くらいにそれはみごとにテンションが下がってしまい、みなさん暗い面持ちで「狭いね」「客全員入るのかな」「早く来ないかな」と、バンドマンらしからぬダウナーな会話をしていました。


オープンして客が入り、演奏開始時間になると、まずは後輩と二人でステージに上がって諸注意を説明したりコールアンドレスポンスをしたりして客のテンションを上げてみました。

「学園は地獄か? 天国か? コールアンドレスポンズやるぞ!」と煽(あお)ると、若い声がぐわーっと上がってきて、「ヘーイヘイヘイヘーイヘイ!」とやると、またぐわー。
高校生、ひとつしか年が違わないのに、なんだか元気の差が違いすぎる……。


各バンドが力を出し切り、最後のバンドの演奏が始まりました。
最後くらいは客席で見ようと思って最前列でマキシマム ザ ホルモンを堪能しました。
でも、それまでずっと客席で腕を高く上げて声を放ち、ぴょこぴょこ飛び跳ねていたはずの後輩たちの方が元気がよく、押し負かされるような形で端へ端へ……。
最後はホームで最終電車を待つOLのようにうなだれて椅子にもたれかかって揺れてました。 君たちなんでそんな元気なん?


打ち上げなどという粋な企画も、未成年たちの集まりには存在せず、午後八時にはもう帰路に着いている僕がいました。
山手線に乗り、途中、駅に降りてホームにある立ち食いそば屋でひやしかけそばを頼んでこれを夕食としました。
冷たくてしょっぱい輪ゴムを噛んでいるような衝撃のまずさで、思わずあたりを見回してみるも、誰も文句ひとつ言わずに食べていたので、僕も静々と平らげました。
いや~あんなにまずい蕎麦は二度とごめんです。
名誉毀損っぽいのでどこのホームかは書きません。