黒人になりたい

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町田町蔵のCD「ほな、どないせぇゆうね 」のジャケットです。
この髪型にしたい、と今日思いました。
これくらい短かったらいろいろ楽そうですよね。
でも、僕はこの町田のような「我」のある顔が備わってないので、メガネをかけた猿みたいになりそうで怖いです。

良いアルバムですが、けっこうレアなので見つけた人は3000円以内なら買っといた方がいいと思います。
いや、これを聞いて良いと思える人は、3000円なんて安かったと思うでしょう、マジですやん。やん。











一昨日、夜中にジェームス・ブラウンのライブ映像を見てしまいました。
衝撃でした。
動き、演奏、声、空気、なにもかもが日本人には絶対に出せないもののような気がしました。
いや、気ではありませんね、こんなの逆立ちしても無理です。
「逆立ちしても無理」って言いますが、逆立ちしたら無理なものがさらに無理になりますよね。
閑話休題
この動画を見ながら、僕はなんと熱い涙を流していました。
心が震えました。
高揚しました。

「これだよ!」

と叫んでいました。夜中なので小さい声で。



この、クール&ザ・ギャングにもやられました。
なんなんだこの声!
さっそくジェームスブラウンと合わせて、このグループのベスト盤も購入しました。



ソウルやファンクとは毛色が違いますが、黒人繋がりで彼も紹介しておきます。
「Black President(黒い大統領)」との呼び名で知られる、Fela Kutiです。
アフロビートの創始者だそうです。




YMO時代、細野晴臣坂本龍一が、ブラックミュージックを換骨奪胎して機械にやらせるという実験がどうたらこうたら、という記述をOMOYDEというインタビュー本で読みました。
日本人は、研究して、理解して、それを機械でやってやっと彼らのノリを「それらしく演奏」することができる、という、面白い試みだったでしょう。
いや、どの曲のことを言ってるのかわからなくて、正直「本当にそんな試みしたのか?」と思っているくらいですがね(笑)

黒人になって、こんなビートの中でくねくね踊ったりしたかったです。
でも僕は日本人なので、日本人にしかできない音楽をやりたいです。
最終的にこれがいいたかっただけです(笑)






じゃがたらジェームス・ブラウンクール&ザ・ギャング、後期の町田康フランク・ザッパのホーン隊がいる曲、などなどのファンキー路線の音楽を聞いてノリノリだったのですが、今日バイト帰りにiPod中学生棺桶を聞いたら、心が震えました。
僕はやっぱりこっちだな、と思いました。









「本と音楽の話」という書庫なので、本の話題も一緒に書きます。

今日、10月21日は江戸川乱歩の誕生日だそうです。
さっきGoogleのトップページで知りました。
そろそろ少年探偵団シリーズを読みたいです。


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先日、ブックオフで↑で書いたCDと一緒に高橋葉介の「恐怖症博士(ドクター・フォービア)」という漫画を買いました。
週刊チャンピオンを立ち読みしていた時期に、なんとなく目にとめてはいたものの、単行本が見つからずそのままでいたところに、ちょうど見つけられたので嬉しい収穫です。ハーヴェスト。

人の持つあらゆる恐怖症を、たちどころに解決してしまうドクター・フォービアが軸になったショートストーリー集。
不思議で魅力のある絵柄、怖かったりほのぼのしたり、くるりと翻るオチ、とても気に入りました。
性別不詳の千悟助手の意地の悪そうでいて無邪気なにんまり笑顔が可愛くて、けっこう読み返しました。