血の滴(したた)る良い魚肉

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                    ニッポンのマック、タマランデス
 

グラコロ食べました。
内心バカにしてましたが、これがすごくおいしくてびっくり。でもお値段に納得がいかない。
タマランデス







レポートを書くために夜更かしをしました。
しかし、中学生のときからのくせで、いざ夜更かしをすると、逃げるようにパソコンの前に座り、現実逃避の小説を書いてしまいました。
不良が実はお母さんと風呂に入ってる、な~んてのを書いたらほのぼのとして面白ろかろう、と思ってキーボードを叩いていると、思った以上に今の心情を反映するように爽やかでないものができあがっていました。
一回投稿したあとに、致命的な記述漏れがあったため、二、三行を書きくわえて投稿すると、文字数オーバーで投稿できなかったので、やむなく二つに分けて投稿することにしました。
ショートストーリーは、原則として一つの記事の中に収めたいので、長くなってしまったことをお詫びします。
と言って、全部ちゃんと読んでくれる人なんて世界に十人もいないだろうに。ネガティブな事実。







ショートストーリーの中で、お風呂を羊水とメタ的に繋げるよう書きましたが、その関連で、お風呂に関して思い出す四方山(よもやま)話を書きます。

僕は小学生のときに一年間だけ大分県別府市に住んでいました。
父親だけ単身赴任で山口県に住んでいたのですが、週末は必ずと言っていいほど、フェリーに乗って大分までやってきてくれていました。
別府と言えば温泉、温泉と言えば別府、というくらいに別府の取り柄は温泉しかありません。
いや、住んでいる人には悪いですけど、海の幸が豊富だとか、ハイキングに適した山々があるなんていうイメージは、たぶん県外、市街の人にはあまり湧かないと思います。
「別府? ………温泉!」ってくらいでしょう。

ということで、当然よく温泉に行っていた我が家族。
中でも、僕と父親は二人で近くの大きな大衆浴場に行って、二時間ほど遊んでから帰って夕飯を食べる、ということをしていました。
僕はそこで水風呂に入って、架空の敵と戦う遊びをしてしたり、潜って目を開けて冷水が目玉を洗う感触を楽しんだり、体温が下がって意識が軽く朦朧とする様を楽しんだりしていました。
他人に注意されたりしましたが、毎週やってました。

ある日、よく滑るタイルの上を寝ころびながら壁をキックして滑るという、今思い出しても非常に楽しい類の遊びを発明して遊んでいたら、知らない子供がそれを真似し始めました。
僕とその子の間には会話はありませんでしたが、無言でお手本を示すと、同じように壁を蹴ってすぃーむ、とその子が滑るのが二人の間でのコミュニケーションでした。
次の週も同じように遊んでいたら、前の子とは違う子が同じように遊んでいました。
一つ遊びを流行らしたみたいで誇らしい僕(バカ)。
浴槽に浸かり、ぼーっとしていると、遊んでいた連中の中の女の子(田舎なので小学生くらいでも普通に男湯に入ったりします)が、僕に早くそこの泡が出る面白そうな場所を変われ、というようなニュアンスのことを呟いたり、目線で無言のプレッシャーをかけてきたりしました。
僕はあまのじゃくなので、そういう態度をされると俄然、変わろうとせずに、のぼせるまで入ろうという覚悟で入り続けていました。
そのうち、連中は露天風呂に移動しました。
僕ものぼせそうだったので、外に移動しました。すると……。
女の子が無言で濡れたタオルを投げてきました!
僕の腹とか肩にバチーン!
僕カチーン!

濡れタオルを、無言で力いっぱい植え込みのあたりに遠投しました。
そして逃げたと思われるのが嫌なので、打たせ湯みたいになったところで頭頂部に落ちてくる水流の感触を楽しみながら余裕面をしていました。

なんかそういう思い出。



兄は、あまり風呂にはついてこなかったのですが、たまに来ると、いつもぬるま湯に浸かってそのまま三十分くらいぼーっとしたりしていました。
僕は同じ湯に五分と浸かっていられない落ち着きのない小学生だったので、兄のようなクールな湯の楽しみ方が信じられませんでした。
でもぬるま湯にぼーっとして浸かり続けるというのは、胎内回帰を思わせる、非常に心地よい体験なので、今ではけっこう好きです(お、小説の話とつながった!)


あとこれは書きたい、ということがあるのですが、記事が長くなると読む方もしんどいでしょうから、後日また書きます。





サークルの練習を終えて、マックで軽く食べてから家に帰り、ベッドで本を読んでから遅い夕食をとりました。
母親が、仕事の慰安企画で築地に行ってきたので、そのお土産にマグロを買ってきてくれたのを、酢飯に乗せてマグロ丼にしたやつを食べました。
トレイの白い紙に赤い汁が滲んでいて、父親はそれが食欲を妨げるという意味のことを言っていました。
父親は豚足、鳥の皮、蟹のミソなど、見た目がエグいものは、これを積極的に食さない人です。
気持ち悪い、手が汚れる、というのが、舌を喜ばせること以上に不愉快だそうです。
なので、魚も骨がたくさんあるものはうまく食べられませんし(箸の持ち方が間違っていて、しかも不器用)手羽先なども肉がたくさん残ったまま食事を終えてしまいます。

そして僕はと言うと、マグロの赤身は赤ければ赤いほど興奮するたちです。
よく、マグロの赤黒くなった鉄色のやつがあるじゃないですか? ああいうの、嫌いじゃないぜ(かと言って好きでもないです)。


エンタの神様がテレビから流れているのを見ながらの食事でした。
久しぶりに見て思ったのですが、この番組って子供向けに設定されてるっぽいので、夜遅くではなくて、日曜の朝とかにやればもっといいのではないでしょうか?
いたずらに子供の目を重くさせずに、早起きする習慣にもなっていいような気がします。
まさかいい年こいた大人を楽しませようとして作ってあるわけでもないでしょうし。
いや、皮肉じゃなくてマジですよこれ。