絢爛豪華の街並み

先日、母親と横浜中華街に行って来ました。
朝方はかなりアグレッシブに雪が降ってましたが、家を出るころには止んでいて、午後になると晴れてきて雪も溶けてなくなるという、良い日でした。




元町・中華街、という駅で地下鉄を下車し、そこからエスカレーターに四回乗って地上へ出ます。
徒歩五分ほどで中華街に入ることができます。


中華街の入り口には、それぞれ大きくて豪華なデザインの門が立っています。
これがまず訪れた者を圧倒します。



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元町方面からの入り口近くにあった神社のようなものに入りました。
敷地内はロハで入ることができるのですが、お堂の中は入場料100円が払い、おみくじはその中にあるので、自動的に入場料+おみくじ200円=300円が発生、というシステムになっていました。

僕は今年は初もうでをしていなかったので、これが初もうでです。



くじは、箸入れに刺さった箸を振って一番長く伸びたものを選ぶ………という口では説明しづらい形のものでした。
しかもなんかこつが必要で、係員のおばちゃんがさっさっと振ってお手本を示すのですが、自分ではなかなかうまくいかず、五分近くずっとサカサカと木の棒を振っていました。

振っている最中、スーツにコートを羽織った姿の若い女性が御神体(?)にひざまずいて熱心に頭を垂れていたのが印象的かつ官能的でした。




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おみくじは、日本の吉とか凶とかで出るのではなく、基本的にこうした方がいいとかやめろとか、訓教が書いてあるだけのものでした。
僕のには、まとめると「現状に満足しろ」「お金を出して仲間と新しいことを始めるのをやめろ」という二つのことがだいたい書いてありました。
満足いかなかったので、それ専用の炉へ入れて燃やしてしまいました。






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裏通りに入ると、良い感じの空気感が出ています。
猫がまだ開店していない店の前で丸まっている姿は、とても牧歌的でなごみます。
店の中を覗くと、住み込みの従業員でしょうか? 男性や女性が納豆ご飯やら野菜炒めを食べているのが見えました。



焼き栗を売る路商がたくさんいて、いちいち断って歩くのが母には煩わしいのでは、と思ったりしました。
通りに面したショーケースで僕の好きなごま団子を売っている店があったので、二つ買ったのですが、レジの調子が悪く、あちらの言葉で二、三人が右往左往して三分ほど待たされたあげく、ありがとうございましたも、すいません、もなくお釣りを渡されたのには、さすがに母は不満をもらしていました。
まぁこういうこともあるのさ。







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別の入り口の方へ歩いていくと、中華街には似つかわしくないお店が。
こういう木の香りのする店が好物の僕はすぐに入店。
中でガムランに使う鉄琴のような楽器を買いました。

中華街の中にこの「チャイハネ」というお店はたくさん点在していて、どれもが違ったコンセプトで運営しているようでした。
インドネシア、トルコ、ジャマイカ、インド、こんな感じで済み分けがされていて、どれも特色があって面白かったです。

この店の前で、買い物を終えて一人で母親が出てくるのを待っていると、高校のときに同じ部活だった女子が知らない男と一緒に歩いているのが見えました。
とっさに赤い電柱(中華街の電柱は赤いんです☆)に身を隠す僕。
なんで隠れたのかというと、ちょっと苦手な人だったのと、片やデート中だというのに、こっちは親と来ている、というのがなんとなく、やはり、恥ずかしかったからです。








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食事は普通の食堂のようなところで済ませました。
ランチはどこも充実していて、この写真に載っている量で600円という優しい価格!
メインの角煮も柔らかくておいしかったし、デザートの杏仁豆腐もよく冷えてておいしかったです。

修学旅行の学生でしょうか?女学生たちが一番安い500円の中華そばをすすっていたのが印象的でした。
あとは料理人の男性が、エプロンもせず、普通にセーターにジーンズという恰好で、ウェイターも同時にこなしている姿が、街の食堂っぽくていい眺めでした。







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土産物屋でお茶や月餅(げっぺい)を購入しました。
奥のちょっと変わった食材のコーナーでは、くらげや鹿のペニス(時価10万円~)や乾燥フカヒレ乾燥、なまこ乾燥マムシetc,が大きな瓶に姿そのままに詰められていて、妖しい匂いが立ちこめていました。





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大きな橋を渡る。
昔は運河として、港へ届いた積み荷を舟に載せて街へ運搬するのに使っていたのでしょうか。




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橋を渡ると元町へ。
がらりと日本の山の手の街並みへ。
写真手前の大きな椅子は、ゴダイゴがレコードのジャケット撮影のときに使ったものらしいです。




ちょっとした喫茶店でコーヒーを飲んで帰りました。
家に帰るとまだ午後三時でした。
家を出たのが早かったので、いつも目が覚めるような時刻に家に帰ってこれました。
僕は徹夜でチャットやネットサーフィンをしていたので、帰ってからすぐに眠りました。
目が覚めると翌日の夕方でした。