柳井の愛した福島(の一部の人々) 前編

ちょっと前に、ツイッターで「今年は福島には行きません」とつぶやいたのですが、ある日唐突に、そして猛烈に福島の新波メンバーに会いたくなったので、福島に行くことにしました。

行かないと言った理由は、ずばりお金がなかったから。
じゃあ作ればいい、ってことでブックオフにCDや本を売る。
これで、行きの旅費が出たので、いざ出発。
帰りの旅費はまた考えることに。






8月11日
出発の朝。
食費を浮かすために、家でおにぎりを作り、ペットボトルにお茶を入れました。
さらに、駅間がせまいところは歩いて電車賃を節約。
途中の買い物は、Suicaに入っていたお金と、Tポイントカード(ツタヤカード)に貯まっていたポイントで済ましました。
現金は、東京駅で高速バスに乗るための最低限の金額しか持っていなかったのです。


朝九時半、東京駅から出ている高速バス「いわき号」に乗り込み福島へ。
バスの中では文学フリマで購入した本をひたすら読む。

いわき駅に到着したら、残りのわずかなお金でバスに乗って新波小説団の団長、三浦大輔のすんでいるアパートへ。



当日、団長は国際交流団体の催しに参加しているというグローバルな姿勢を見せ付ける理由でまだアパートには帰っておらず、代わりに僕を迎えてくれたのは新波小説団の小田木でした。
団長と同じ大学で、初めて福島に行ったときからの仲。
彼の家に、新しく新波小説団に入った近(こん)という男に会った。
三浦のサークルの後輩で、親しみをこめて「コン君」と呼ぶことにする。
コン君の家でちょっとゲームしたりしたよね。
コン君はキングクリムゾンや筋肉少女帯を聞くし、つげ義春や谷口ゴローなどのサブカルなものも堪能に保持しているぞ!



この日は小田木と三浦大輔が所属する、大学のサークルでの飲み会があったので、僕も図々しく参加することに。
住宅街の中にある市民会館の座敷を貸しきって、そこでコンビニやスーパーで購入した酒やジュース、お菓子などでわいわい。

そこらへんはチャラチャラしているので割愛。





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女子たちが持ってきたであろうウサギ耳をつけてご機嫌の団長。
ほら、チャラチャラしているでしょう?
まぁ僕も装着したけど。






二次会のカラオケで、三人目の新波団員のすとろに遭遇。
僕たちがチャラチャラしている間、レストランでバイトをしていたのだ。
すとろは高音をきれいに歌い、英語の発音も美しい、歌のうまい人だった。
僕は楽しくなって「もっとそのことをアピールしなよ!」と調子にのった発言をしたりした。




朝方にアパートに戻り午後まで寝た。












8月12日
小田木の家で正午まで寝た。
小田木はそれから大学にテストを受けに行った。
僕は三浦団長の家に行って寝なおしたのである。



17時過ぎになって団長ともども目を覚まし、シャワーを浴びた。


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団長は部屋に空き缶やペットボトルの空き容器を大量に放置してあり、その上洗い物も溜まっていたので、僕がそれを唐突に片付け始める。
このおせっかいとも言える行為は、家に泊めてくれたことに対する感謝の意である。





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ほら、ちょっと綺麗になったね!

「感謝の意」と書いたが、実際は自分が寝たりくつろいだりするスペースの確保のためである。







片付けのあとは、近くの定食屋に夕飯を食べに行くことに。
初めて福島に行ったときから食べに行っているお店である。
から揚げ定食が非常においしくて、僕はその味のとりこなのですよ!




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ご飯をおかわりして、たらふく食べました(そうそう、このお店はご飯のおかわりが無料なのです)。

とても満足な気分で家路に。
でもここでダラダラ過ごす新波ではない。
小田木の家に福島にいる新波団員4人で集合して、次回の団誌についての会議をしました。
そうそう、この会議が目的で福島に来たんですよ、ぼかぁ。
ただのバカンスではないんですよ。



会議は、いろいろなことが決定したり、各自が思いついたことを発言して新しいアイディアが生まれたり、それなりに実のあるものになりました。
すとろは夜が更けてきたので帰宅し、僕と小田木と三浦は朝までゲームしてました。





後編へつづく!